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単勝式馬券の支持率 - イデア競馬新書2 -

投稿日時:2009/01/09(金) 18:55

出走馬に投票された単勝式馬券を、そのレースの総投票数で割ると支持率が計算できます。

例えば、2003年の有馬記念の場合は次のようになります。

馬番

馬名

単勝

支持率

1

ツルマルボーイ 

87,857,500

6.0

2

ゼンノロブロイ

194,891,200

13.3

3

リンカーン

143,081,600

9.7

4

ダービーレグノ

14,686,700

1.0

5

ウインブレイズ 

17,928,900

1.2

6

タップダンスシチー

296,864,200

20.2

7

チャクラ 

29,089,100

2.0

8

ザッツザプレンティ

132,470,100

9.0

9

ファストタテヤマ 

17,624,700

1.2

10

アクティブバイオ

19,922,200

1.4

11

アグネスデジタル

66,699,900

4.5

12

シンボリクリスエス

449,072,600

30.5

 

全投票金額

1,470,188,700

100.0

2003年有馬記念の単勝式の支持率

このレースは馬番12のシンボリクリスエスが勝ちましたが、その馬の単勝支持率は30.5%ということになります。

過去のレースで、単勝支持率上位の競走馬は次のとおりになっています。

順位

単支持率

馬名

着順

1

81.2

マイダイアモンド

1

2

80.2

アキヒロホマレ

1

3

80.2

グレードバイオ  

1

4

77.9

プライズマネー 

1

5

77.9

ナリタブライアン

2

6

77.4

サクラチヨノオー 

1

7

77.1

サツキムスメ  

1

8

76.9

サンデーメイト

1

9

76.7

リトルマーメード

1

10

76.7

カシマシコン 

2

▲単勝支持率上位馬

上位10頭のうち8頭が順調に勝っていますが、圧倒的支持を得ながら2着に敗れた馬が2頭いました。


2008年現在で集計すると次のようになります。2008年の競走馬が4頭もいるように、2008年から実施された「JRAプラス10」の影響で、今後はこの表も大幅に変わることになるでしょう。

単勝支持率 レース名 馬名 着順
82.8% 2008     ケイアイジンジン 1
81.2% 1994     マイダイアモンド 1
80.5% 2005     タキオンバッハ 1
80.4% 2007     ライフストリーム 1
80.2% 1989     アキヒロホマレ 1
80.2% 1991     グレードバイオ 1
79.8% 2005     インディドライバー 1
79.8% 2006     クランエンブレム 1
79.2% 2008     レディオーロラ 1
79.0% 2005 菊花賞 ディープインパクト 1
78.8% 2006     ダイワディライト 1
78.5% 2005 神戸新 ディープインパクト 1
78.4% 2006     メガトレンド 1
78.2% 2005     シルクゲイナー 1
78.2% 2008     ウインペガサス 1
78.2% 2005     アドマイヤメイン 1
77.9% 2004     プライズマネー 1
77.9% 1994 京都新 ナリタブライアン 2
77.9% 2005     イブロン 1
77.7% 2008     メイショウラフログ 1
77.5% 2005     アイアムエンジェル 1
77.4% 2007     スピーディセイコー 3
77.4% 1987     サクラチヨノオー 1
77.3% 2006     アポロダヴィンチ 1
77.1% 1994     サツキムスメ 1

part2 - イデア競馬新書2 -

投稿日時:2009/01/08(木) 00:00

Part

支持率の不思議

(参考)現在の払戻金の計算方法 - イデア競馬新書2 -

投稿日時:2009/01/07(水) 00:00

2005年から競馬法が改正になり、払戻金の計算方法が変わっています。

JRAのホームページでは次のような説明になっています。

馬券は、その売上額のうち約25%を引いた残り75%が払戻金として的中した人に配分されます。
この差し引かれる約25%を控除率といいます。控除率は、的中率が高ければ(本命サイドで決まれば)低くなり、的中率が低ければ(人気薄で決まれば)高くなるため、「約25%の控除率」というのはこれらを平均したものとなります。
なお、控除されたうち10%が国庫に納付され、残りの15%がJRAの収入となって競走の賞金や運営などの費用にあてられます。
払戻金の算出方法は右図の算式によって計算されます。

右図というのは下に書かれていますが、次の図です。前の日の説明と比べると、「特別給付金」というものがなくなり「第3号算式」というものになっています。

「特別給付金」と「第3号算式」は、計算そのものは同じですが、その扱いが異なるのです。「特別給付金」はおまけであって、払戻金に上乗せされるのですが、「第3号算式」は払戻金の計算に組み入れられているのです。もう少し具体的に説明しないとわかりづらいとは思いますが。

 なお、2008年から「JRAプレミアム」というものが実施されました。払戻金に上乗せということで正式な計算方法はありませんが、私はこの「特別給付金」と同じものだと思っています。計算結果はすべて一致しています。


上の図では金額と枚数が混在して間違えやすいので、前の日に紹介した手順で、新しい払戻金の計算方法を紹介しておきます。

(手順1)第1号算式

全投票金額の82%を計算し、その値をAとする。


(手順2)第2号算式

Aから勝馬に投票された金額を引き、その10%をBとする。


(手順3)第3号算式

全投票金額の5%を計算し、その値をCとする。

(手順4)

A-B+Cを、勝馬に投票された枚数(1枚の単位は10円)で割り、その結果をDとする。Dの計算では小数点以下を切り捨てる。


(手順5)

Dを10倍して払戻金とする。なお、払戻金の最低額は100円である。

なお、2008年から「JRAプラス10」が実施され、払戻金の最低額は原則として110円ということになっています。

少しだけ有利な単勝式馬券 - イデア競馬新書2 -

投稿日時:2009/01/06(火) 19:17

的中した馬券の払戻金の計算方法は、JRAのホームページに、次にように記載されています。(http://www.jra.go.jp/

2004年当時の説明は次のようになっていました。

「馬券は、その売上額のうち約25%を引いた残り75%が払戻金として的中した人に配分されます。この差し引かれる約25%を控除率といいます。
 控除率は、的中率が高ければ(本命サイドで決まれば)低くなり、的中率が低ければ(人気薄で決まれば)高くなるため、「約25%の控除率」というのはこれらを平均したものとなります。なお、控除されたうち10が国庫に納付され、残りの15%がJRAの収入となって競走の賞金や運営などの費用にあてられます。
 払戻金の算出方法は右図(省略)の算式によって計算されます

。単勝式・複勝式の払戻金の場合には、特別給付金(当該レースの売得金の5%相当額)が付加されます。」

▲JRAの払戻金の説明


 

省略した図を文章で説明すると、次のような手順になります。

(手順1)

全投票金額の82%を計算し、その値をAとする。


(手順2)

Aから勝馬に投票された金額を引き、その10%をBとする。


(手順3)

A-Bを、勝馬に投票された枚数(1枚の単位は10円)で割り、その結果をCとする。Cの計算では小数点以下を切り捨てる。


(手順4)

Cを10倍して払戻金とする。なお、払戻金の最低額は100円である。

▲払戻金の計算方法

例えば、2003年の有馬記念の払戻金を計算してみましょう。

馬番

馬名

単勝

1

ツルマルボーイ 

87,857,500

2

ゼンノロブロイ

194,891,200

3

リンカーン

143,081,600

4

ダービーレグノ 

14,686,700

5

ウインブレイズ 

17,928,900

6

タップダンスシチー

296,864,200

7

チャクラ 

29,089,100

8

ザッツザプレンティ

132,470,100

9

ファストタテヤマ

17,624,700

10

アクティブバイオ

19,922,200

11

アグネスデジタル

66,699,900

12

シンボリクリスエス

449,072,600

全投票金額

1,470,188,700

2003年有馬記念の単勝式投票金額

まず、(手順1)でAの値を計算します。Aの値は全投票金額の82%なので次のようになります。

A

1,205,554,734

(手順2)では、Bの値を計算します。Aから勝馬に投票された金額を引き、その10%がBになります。

Aから勝馬に投票された金額を引いた金額

756,482,134

B

75,648,213.4

Bの計算では小数が出てきますが、そのまま次の計算に用います。

(手順3)ではCの値を計算します。A-Bを、勝ち馬に投票された枚数(1枚の単位は10円)で割り、その結果がCです。Cの計算では、小数点以下を切り捨てます。

B

75,648,213.4

A-B

1,129,906,520.6

勝ち馬の枚数

44,907,260

C

25

最後に(手順4)でCの値を10倍して払戻金を計算します。

払戻金

250

なお、払戻金の最低額は100円になっていて、購入金額を下回らないようになっています。

 この計算結果から、2003年の有馬記念のレースにおける単勝式馬券の払戻金額は250円ということになりますが、実際の発表では260円になっています。

 この差額の10円が、特別給付金です。(当該レースの全投票金額の5%相当額)

全投票金額の5%

73,509,435

D

1

特別給付金

10

Dは、全投票金額の5%を勝ち馬の枚数で割ったもので、小数点以下を切り捨てます。Dの10倍が特別給付金になります。

 本来は、全投票金額の5%である約73億円が的中者に払い戻されても良さそうですが、小数点以下は切り捨てられてしまうため、この有馬記念の場合は約45億円しか戻ってきません。

特別給付金は5%と言われていますが、単勝式の場合は、実際には3%程度なのです。


(注)2005年に競馬法が改正になり、単勝式と複勝式の払戻金の計算方法が変わっています。それで、2005年からは単勝式と複勝式が売れるようになったと思います。

 したがって、このページは全面的に変更しなければならないのですが、明日以降の都合で残してあります。また、「JRAプレミアム」の計算のときに参考になると思います。

 現在の計算方法については、明日紹介します。

【1】単勝シェア

投稿日時:2009/01/06(火) 00:00

(1)単勝シェア(2008年) (2)単勝シェアの推移  
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