枠連を買いましょう!
<<前へ |
枠連の払戻金の分布
投稿日時:2008/12/31(水) 18:32
枠連の払戻金の平均を計算してみると1,996円ということになるのですが、100円から10万円を超えるものまであり、その偏った分布になっているものを平均しても、本当は意味がありません。そこで、次のように払戻金の分布がどのようになっているかを調べてみました。
払戻金
レース数
出現率
百円台
34,791
48.4%
千円台
35,487
49.4%
一万円台
1,704
2.4%
十万円台
2
0.0%
71,984
100.2%
▲枠連の払戻金の分布(1)
出現率はレース数の71,858で計算しました。同着があるために100%を超えています。約半分が千円台(1,000円~9,990円)であり、残りのほとんどが百円台(100円~990円)ということになっています。
いわゆる「万馬券」(10,000円以上)は、約2%という出現率になります。百円台、千円台を詳しく調べると、次のようになります。
100円~190円を100、1,000円から1,990円を1,000というように集計をしてあります。1,000円~2,990円が全体の約35%になっています。
払戻金
レース数
出現率
100
619
0.9%
200
3,391
4.7%
300
4,999
7.0%
400
5,447
7.6%
500
5,157
7.2%
600
4,896
6.8%
700
4,040
5.6%
800
3,418
4.8%
900
2,824
3.9%
1,000
17,581
24.5%
2,000
7,355
10.2%
3,000
3,958
5.5%
4,000
2,323
3.2%
5,000
1,532
2.1%
6,000
1,079
1.5%
7,000
775
1.1%
8,000
511
0.7%
9,000
373
0.5%
▲枠連の払戻金の分布(2)
3,000円未満が全体の約80%になっていますから、枠連の場合はオッズが20倍台くらいまでを狙ったほうが良さそうです。
枠連の高額払戻金
投稿日時:2008/12/29(月) 00:00
「3連単」という馬券が発売され、100円の馬券が1,000万円以上になることも夢ではなくなりました。2005年には1,800万円という3連単の馬券が登場しています。
一方、「枠連」ではあまり高額の配当金は期待できません。それで「枠連」を購入する人が減り続けているのだと思います。
1986年以降の「枠連」(9頭以上18頭以下のレースに限定)の高額払戻金は、次のページのようになっています。10万を超えたのは2回だけですが、いずれも「2-2」でした。
実は、枠連の最高払戻金は1970年2月に行われた小倉競馬の123,410円になります。しかし、このレースは8頭立てで、現在では馬連になりますから、本書の分析データからは除外しているのです。
なお、この枠連の最高払戻金があったレースは、2月22日に行われた第2回小倉競馬の第2レースでした。面白いことの2が続いています。
日付
枠連
払戻金
1997年03月29日
2-2
106,440
2001年08月11日
2-2
103,430
1986年02月16日
7-7
88,570
1998年02月14日
7-7
85,560
2007年12月22日
4-4
79,040
1999年07月10日
7-7
71,040
1992年02月09日
5-5
66,670
2004年04月25日
8-8
65,270
2006年03月25日
2-2
64,780
1993年01月23日
3-3
64,560
▲枠連の高額払戻金
高額払戻金の上位10位は、すべてゾロ目になっています。11位以降もゾロ目がほとんどです。
当たるといくら
投稿日時:2008/12/28(日) 00:00
購入した枠連馬券が的中した場合に、いくらくらいになるかは場内テレビなどで確認ができます。
▲枠連のオッズ
上の表の場合は、枠連3-4が3.3倍、枠連3-5が8.6倍、枠連3-8が7.8倍であることを示しています。
枠連オッズは、小数点以下を切り捨てて整数で表示されますが、10倍未満のオッズについては、小数点つきの数字で表示されます。
なお、3桁の整数までしか表示しませんので、1000倍以上の場合は999になります。もっとも、枠連が1000倍以上になったことは、過去に3回しかありませんから、これで十分だと思います。
3連複、3連単のオッズは馬券の種類が多く、1画面では確認できないため、オッズプリンターによる出力が必要になりますが、枠連の場合は1画面で全部のオッズを比較できるのです。
枠連は36通り
投稿日時:2008/12/27(土) 00:00
「枠連」の馬券は1~8までの数字の組み合わせになりますが、1着と2着は逆になってもよいので、最大で次の36通りの馬券が考えられます。
1-1
1-2
1-3
1-4
1-5
1-6
1-7
1-8
2-2
2-3
2-4
2-5
2-6
2-7
2-8
3-3
3-4
3-5
3-6
3-7
3-8
4-4
4-5
4-6
4-7
4-8
5-5
5-6
5-7
5-8
6-6
6-7
6-8
7-7
7-8
8-8
▲枠連の目
このうち、「1-1」「2-2」というように同じ枠の2頭で1、2着になったものは、「ゾロ目」とか「そろい目」などと呼ばれています。このような「ゾロ目」を好んで買う人も少なくないようですが、後で説明するようにゾロ目の出現する可能性は低いです。
枠連
的中数
枠連
的中数
7-8
3,743
1-1
206
6-8
3,289
2-2
269
6-7
3,242
3-3
329
5-8
3,063
4-4
406
5-7
2,889
5-5
563
4-8
2,809
6-6
677
5-6
2,789
7-7
833
3-8
2,595
8-8
1,087
4-7
2,584
1-3
1,778
4-6
2,541
1-4
1,850
3-7
2,464
1-2
1,856
4-5
2,463
1-5
1,941
3-6
2,295
1-6
1,941
1-8
2,292
2-3
1,975
2-8
2,279
1-7
2,037
▲枠連の出現頻度の上位と下位
過去のレースを調べてみると、「7-8」という「目」が一番多く現れています。全体的に外枠が多いのは、外枠の競走馬の数が多いからです。当然かもしれませんが、ゾロ目の出現頻度は少ないです。
8頭以下のレースでの枠連廃止
投稿日時:2008/12/26(金) 00:00
2004年までは、8頭以下のレースでは「枠連は発売されるが、馬連は発売されない」ということになっていました。 「馬連」が発売されるようになったとき、8頭以下の場合も、「枠連」ではなく「馬連」のほうがわかりやすいと思っていたのですが、長い間、「枠連」を売っていたために継続されていたのだと思います。地方競馬では、8頭以下についても「馬連」で発売されていたのですが、JRAでも、ようやく2005年のレースから8頭以下も「馬連」になりました。 過去の成績には、8頭以下のレースについても「枠連」のデータがありますが、本ブログで「枠連」の馬券を分析する場合は、そのようなレースは原則として無視しています。また、過去のレースには19頭以上のレースがあり、現在の枠連とは同じ条件で扱えないレースもあります。そのようなレースも除外してあります。
«前へ |